校正について
迷わないことが、そのまま速さになる。
校正という工程は安心材料に見えますが、実務ではその間、製作が止まり、メールの返信待ちや判断待ちの時間が発生します。その「止まっている時間」は納期がどんどん延びてしまいます。スピーディーにお届けできるよう、当店では校正なしという進め方をご用意しております。
いただいた文字をそのまま素材として受け取り、表札・名入れプレート・看板として違和感なく成り立つように整えてすぐ加工へ進めることで、結果として短納期・スピード発送が可能になります。(12時までのご入金で当日出荷)
これは作業を粗くするためではなく、止めない前提で仕組みを組んでいるから成立している速度で、早く届けてほしいというお客様からの声が根強く、「オーダーメイドなのに早く届く」とお客様から大変好評です。
校正がなくても見栄えが破綻しにくい理由
「校正の有無」と仕上がりの質は、必ずしもイコールではありません。
当店では校正に頼らなくても違和感が出にくいよう、内部で一定の判断基準をもって製作を進めています。
- 中央揃えを軸にした見栄えの調整
- 錯視が生じやすい文字列の目視による微調整
- 「株式会社/有限会社/行政書士」など社名の前に来る文字との間隔を調整
- 名札の場合は苗字と名前の間は半角スペースを基準に運用
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左揃え/右揃え/均等割り付け等のご要望は校正なしでも反映
「校正なし」は“丸投げ”ではなく、校正を挟まなくても崩れにくい前提でお客様にご迷惑が掛からないよう最大限配慮し、設計された進め方をしています。
校正なしが向いている状況
- 他店では納期に間に合わない
- 正解が分からず、判断に迷うよりプロに任せた方が安心と感じる
- 校正メールを見る余裕がない/細かな修正判断が苦手
- 会社・店舗・士業など、掲示物を早く整えたい
- 表札・名入れ・刻印プレート・看板のオーダー制作を“手間いらず”で済ませたい
止まらないという選び方は、
「急いでいる人」だけでなく「迷いたくない人」、「よく分からない人」にも価値があります。
コミュニケーションは大歓迎です
校正がなくても、やり取りそのものを減らしたいわけではありません。
むしろ私たちは、お客様との会話が好きです。
「これ変じゃないでしょうか」
「こういう使い方でも大丈夫ですか?」
そんな一言から背景や意図が見えて、仕上がりが一段良くなることがあるからです。
顔の見えないやり取りだからこそ、メールやお電話で言葉を交わせる時間を楽しみにしております。
校正レスは“止めないための仕組み”であって、“黙っていてほしい” という意味ではありません。
気になることが浮かんだら、その時点でどうぞ遠慮なく声をかけてください。
話しかけていただくことは、私たちにとってより良い物をお届けできるチャンスそのものなのです。
停止させないという選択
校正の往復は品質のための時間に見えて、実際には「進まないだけの時間」になってしまうことがあります。
ほとんどのお客様は当店が提示した一回目の校正でOKの返事をくださいます。
止まらずに進めるという選択によって、結果として早く届き、迷わずに済む──
それが校正なしという方法の背景にある考え方です。
停止させない設計が、速さを生みます。
気になることがあれば、どうぞ気軽に声をかけてください。