アクリル表札とは|素材の特長・メリット・デメリットをわかりやすく解説
「アクリル表札」という言葉を見て、どんな素材かピンとこない方も少なくありません。「プラスチックの仲間?」「木製と何が違う?」「屋外に設置できる?」──商品を選ぶ前に知っておきたい疑問はいくつかあります。
この記事では、アクリルという素材の特長から、メリット・デメリット・木製との比較・選び方のポイントまでをまとめます。かたちラボでは、会社表札・社名プレートをはじめ、アクリル製の商品を多く扱っています。商品選びの前段として、素材の特徴を知る参考にしてください。
アクリル表札とは
アクリルは、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)と呼ばれる樹脂素材です。一般的にはガラスのような透明感のある素材として知られていますが、黒や白、乳白色などに着色されたアクリルもあり、見た目のバリエーションも豊富です。
表札や看板の素材としては、加工のしやすさとデザインの自由度から、事務所・店舗・テナント向けのプレートによく選ばれています。
かたちラボの会社表札・社名プレート系の商品では、2枚のアクリル板を重ねた「2層構造」のタイプを中心に扱っています。印刷(プリント)で文字を載せるのではなく、レーザーで素材に直接彫刻するため、文字が剥がれにくい仕上がりです。
アクリル表札の構造|2層構造とレーザー彫刻
2層構造のタイプでは、表面の層をレーザーで削ることで下の層の色が現れる仕組みになっています。この構造によって、文字や図案が浮かび上がるように見える仕上がりになります。
文字は素材に直接刻み込まれているため、印刷とは異なる仕上がりになります。
表面仕上げとカラーの種類
会社表札・社名プレート系の商品では、表面に金属調のヘアライン仕上げや木目調仕上げを施したタイプを中心に扱っています。
| カラー | 雰囲気の目安 |
|---|---|
| シルバー | 清潔感があり、業種を問わず合わせやすい |
| ゴールド | 華やかさや高級感を出したい場合に選びやすい |
| ブロンズ | 落ち着いた重厚感のある雰囲気に向いている |
| 木目調 | やわらかくナチュラルな雰囲気に合わせやすい |
シルバー・ゴールド・ブロンズは、金属調のヘアライン仕上げによって重厚感のある質感に仕上がります。見た目は金属のように見えますが、素材はアクリル(樹脂)です。木目調も同様に、素材はアクリルです。
※シリーズによってカラー展開が異なる場合があります。詳細は各商品ページでご確認ください。
アクリル表札のメリット
① 軽く扱いやすい
アクリルは軽く扱いやすい素材です。薄型プレートとして取り回しがよく、裏面の両面テープでの貼り付けに向いています。工具を使わずに設置しやすい仕様の商品が多いのも、この扱いやすさが理由のひとつです。
② 金属のようにサビる素材ではない
アクリルは樹脂素材のため、金属のようにサビる素材ではありません。設置場所に水分が触れる環境でも、サビによって表面が変色する素材ではない点が特長です。
ただし、素材として経年変化がないわけではありません。屋外での長期使用については「デメリット・注意点」のセクションもあわせてご確認ください。
③ 文字が消えにくい(レーザー彫刻)
印刷(プリント)ではなくレーザー彫刻で文字を刻み込むため、表面に印刷した場合と比べて文字が剥がれたり薄くなりにくい仕上がりです。
④ デザインの自由度が高い
レーザー彫刻は細かい文字・ロゴ・図案の加工に適しています。書体・カラー・サイズ・縦書き・横書きなど、用途に合わせて選べる項目が多い素材です。
会社のロゴマークや店舗のシンボルマークを入れる場合はロゴ入れオーダーになります。データ(aiファイル等)の入稿後、校正(デザイン確認)を経て製作・出荷という流れです。詳細は商品ページまたはお問い合わせでご確認ください。
⑤ セミオーダーで注文しやすい
社名・屋号などの文字を入力して注文するセミオーダー形式の商品は、最短当日〜1営業日以内の出荷に対応しているものが中心です。ロゴ入れや内容確認が必要な商品は、校正確認などの工程が入る場合があります。商品・注文内容・営業日により異なるため、詳細は各商品ページでご確認ください。
アクリル表札のデメリット・注意点
① 強い衝撃への注意
アクリルは強い衝撃が加わると割れる可能性があります。人や物がぶつかりやすい場所への設置には注意が必要です。
② 屋外使用について
アクリル表札を屋外に設置する場合は、屋外対応仕様の商品を選ぶことが大切です。かたちラボのオフィス表札は屋外対応の両面テープを使用していますが、すべての商品が同一仕様ではありません。
設置面の素材・設置環境(直射日光・温度変化・雨風の当たり方)によって経年の変化の状態は変わります。屋外に設置する場合は、商品ページの仕様・取り付け方法説明を事前にご確認ください。
③ 表面への傷について
アクリルの表面は、硬い素材でこすると傷がつく場合があります。清掃の際は、柔らかい布を使うなど、表面に負担をかけない方法をお選びください。
アクリル表札と木製表札の比較
かたちラボでは、アクリル製のほかに木製の表札・プレートも取り扱っています。それぞれ素材の特長が異なりますので、設置場所の雰囲気や用途に合わせてお選びください。
| 比較軸 | アクリル製 | 木製 |
|---|---|---|
| 素材の雰囲気 | 金属調・木目調など、見た目の表現の幅が広い | 自然な木の質感・あたたかみがある |
| 扱いやすさ | 軽く扱いやすい | 商品によって異なる |
| サビ | 樹脂素材のため金属のようにサビる素材ではない | 木材のためサビは生じない |
| 屋外使用 | 屋外対応仕様の商品を選ぶことが大切(商品ページで確認) | 商品ごとの仕様確認が必要 |
| 価格感 | 商品・サイズ・加工内容によって異なる | 商品・サイズ・加工内容によって異なる |
どちらの素材が優れているというよりも、設置する場所の雰囲気や用途に合わせて選ぶのが基本です。アクリルは金属調・木目調など見た目の表現の幅が広く、木製は自然素材ならではの質感があります。
設置方法の概要
会社表札・社名プレート系の薄型プレートは、裏面の両面テープで貼り付けるシール式の商品が中心です。ツルツルした平らな面への設置に向いており、工具を使わずに設置しやすい仕様です。
設置面の素材・状態の確認から取り付けの手順まで、くわしくは以下の記事をご参照ください。
会社表札・社名プレートの取り付け方|貼り付け前に確認したい設置面と注意点
古い表札や既存のプレートを外さずに、上から新しいアクリル表札を設置したい場合は、かぶせる表札とはの記事も参考にしてください。
住所番号や番地だけを表示したい場合は、アクリル製の番地プレートも選択肢になります。詳しくは、番地プレートの選び方の記事も参考にしてください。
アクリル表札が向いている設置場所
両面テープで設置しやすい面の目安です。
- スチールドア・アルミドアの表面
- 平滑なガラス面(フラットなガラス)
- 表面が平滑なスチールパネル・アルミパネル
- 表面が平滑なタイル
クロス壁紙・石膏ボード面、ザラザラした面(モルタル・粗いタイルなど)は注意が必要です。詳しくは会社表札・社名プレートの取り付け方または各商品ページをご確認ください。
アクリル表札の選び方ポイント
サイズ
設置スペースの横幅の7〜8割程度に収まるサイズが目安です。サイズ別の寸法と各用途の目安については、会社表札の選び方でくわしく解説しています。
カラー
業種やオフィスの雰囲気に合わせて選びます。迷った場合はシルバーが業種を問わず合わせやすいカラーです。シリーズによってカラー展開が異なります。
文字のみ vs ロゴ入り
シンプルな社名表示であれば、セミオーダーの文字のみのタイプで対応できます。会社ロゴや店舗マークを入れたい場合はロゴ入れオーダーになります。
屋内 vs 屋外
屋外に設置する場合は、屋外対応仕様の商品を選ぶことが大切です。商品ページで仕様を確認してから選んでください。
よくある質問
Q1. アクリル表札はプラスチックですか?
アクリル(PMMA:ポリメタクリル酸メチル)は樹脂素材の一種で、広義にはプラスチックに分類されます。ただし、一般的なプラスチックのイメージより透明度が高く、ガラスに近い外観を持つ素材です。黒や白、乳白色などに着色されたアクリルもあり、表札やサインプレートにも多く使われています。
Q2. 表面が金属のように見えますが、素材は何ですか?
かたちラボの会社表札・社名プレート系の商品は、表面に金属調のヘアライン仕上げを施したタイプが中心です。見た目は金属のように見えますが、素材はアクリル(樹脂)です。樹脂素材のため、金属のようにサビることはありません。
Q3. 屋外に設置できますか?
屋外対応仕様の商品であれば、屋外での使用を想定した仕様になっています。ただし、設置面の素材や使用環境(直射日光・温度変化・雨風の当たり方)によって経年による変化の状態は変わります。すべてのアクリル表札が屋外対応というわけではないため、商品ページの仕様をご確認のうえお選びください。
Q4. 水や雨に濡れる場所で使う場合の注意点はありますか?
アクリルは樹脂素材のため、金属のようにサビる素材ではありませんが、屋外では雨水・直射日光・温度変化などの影響を受ける場合があります。屋外で使用する場合は、屋外対応仕様の商品を選び、商品ページの説明をご確認ください。
Q5. 木製表札とどちらが向いていますか?
用途・設置場所・雰囲気の好みによります。アクリルは金属調・木目調など見た目の表現の幅が広く、軽くて樹脂素材ならではの特長があります。木製は自然な木の質感・あたたかみが特長です。どちらが優れているというよりも、場所の雰囲気や使い方に合わせてお選びください。
Q6. 文字は消えにくいですか?
レーザー彫刻で素材に直接刻み込んでいるため、表面に印刷した場合と比べて文字が消えたり剥がれたりしにくい仕上がりです。使用環境や年数によって状態が変わることはあります。
Q7. 清掃はどのようにすればよいですか?
アクリルの表面は硬い素材でこすると傷がつく場合があります。柔らかい布で拭く方法をお選びください。研磨剤入りのクリーナーや硬いスポンジは使用を避けてください。
まとめ
アクリルは、軽く扱いやすく、金属のようにサビる素材ではなく、レーザー彫刻によって文字が消えにくい仕上がりが特長の樹脂素材です。金属調・木目調など見た目の表現の幅も広く、事務所・店舗・テナントの入口表示として使われています。
購入前に確認しておきたいポイントをまとめます。
- 素材はアクリル(樹脂)。表面が金属調に見えてもアクリル製
- 軽く扱いやすい。シール式での設置に向いている
- 金属のようにサビる素材ではない
- 強い衝撃が加わると割れる可能性がある
- 屋外使用の場合は屋外対応仕様の商品を選ぶ(商品ページで確認)
- 表面の清掃は柔らかい布で
設置場所が決まったら、商品一覧でサイズ・デザインをご確認ください。
サイズ・素材の選び方については、以下の記事もあわせてご覧ください。